2011年6月27日月曜日

今週の聖句

あなたがたは、私に悪を計りましたが、神はそれを、良いことの為の計らいとなさいました。それは今日のようにして、多くの人々を生かしておくためでした。創世記50:20

人生とは面白いもので、どこかで帳尻を合わせられるものです。ひとはそれぞれ、その時の年齢や状況において最善をなしているのです。後から考えると、顔から火の出るような恥ずかしさを覚えるような事柄が沢山あると思います。しかし、その時はそのことが自分にとって最善であると信じて行ったのです。

いまヤコブは死にました。ヨセフの兄弟たちが恐れたのがヨセフの復讐です。兄弟がヨセフを憎んでイシマエル人の隊商に奴隷として売ったからです。ヨセフは年寄り子でした。またヤコブの愛していたラケルの最初の子供です。ヤコブは他の息子たちにまさって、このヨセフをあいし、可愛がったのです。また、彼の見た夢が、兄たちが自分に仕える夢を見たと話すものですからそれが、なおさら兄弟の憎しみと嫉妬をかい、ついには奴隷として売ってしまうほどになりました。

その結果ヨセフはエジプトに売られ、神の祝福を受けついにはエジプトで王に次ぐ第2の地位を手に入れました。全世界に激しい飢饉が襲いましたが、ヨセフの知恵によってエジプトだけはその飢饉を免れたのです。カナンに住んでいたヤコブの一族も、その飢饉から逃れることが出来ませんでした。そこで、エジプトに食料を買いに出かけました。そこで、かつて自分たちが殺すほどに憎み、嫉妬したヨセフが、今はエジプトの支配者になっていたのです。

そして、ヨセフの計らいでヤコブ一族はエジプトに土地が与えられ、その生涯がまもられました。いま、その父が死にました。ヨセフの兄弟たちの恐れたのは、彼の復習でした。自分たちの行った悪におびえたのです。

ヨセフの心は変えられていました。神様の大きな摂理を理解し、自分の果たすべき役割を認識していました。彼が兄弟の憎しみを買い、エジプトに売られたのは、この飢饉のさなかにあって彼ら一族を救う神の計画を理解していたのです。

ああ、神の知恵と知識との富は何と底知れず、深い事でしょう。そのさばきは、何と知り尽くしがたく、その道は、何と測り知りがたいことでしょう。ロマ11:33

今の時代、この神へ信頼はだいじです。平安をお祈りしています。

幕張本郷クリスチャンコミュニティ
佐々木 博 
043-275-5254

礼拝 毎日曜日 午後3時
集会 毎水曜日 午後1時30より

お知らせ
千葉三浦綾子読書会
7月9日土(2時から4時まで)
会費300円
課題図書 塩狩峠

2011年6月20日月曜日

今週の聖句

男は、何かもらえると思って、二人に目を注いだ。するとぺテロは「金銀はわたくしにはない。しかし、わたくしにあるものをあげよう。ナザレのイエス・キリストの名によって、歩きなさい。」といって彼の右の手を取って立たせた。
使徒の働き3:6

有名な個所です、皆さんもいろいろなかたちで、お話を聞いたことでしょう。ペンテコステの聖霊降臨ののち、ペテロの説教によって3000人が救われました。彼らは使徒たち教えを堅くまもり、交わりをし、パンを裂き、祈りに専念しておりました。エルサレムの神殿を中心に活動をしておりました。ペテロ、ヨハネが彼らの習慣に従って、3時の祈りに宮に上った時、麗しの門に生まれながらの男が連れられてきました。施しをこうためです。かれの年齢は40歳余りであったと書かれています。

彼の人生は生まれながらの足なえです。家族の厄介者です。人の世話にならなければ、生きることのできない存在です。社会的に、宗教的に世間から葬りさられた存在です。あるとき、奇跡が起きました。ペテロとヨハネがやって来て、彼をじっと見たのです。私たちを見なさいと声をかけたのです。路傍の一人にすぎない物乞いをじっと見たのです。彼を人として、人格のある者としてみたのです。

物乞いの人生の目的は金銀にありました。自分がこのような状況から抜けだし、周りの人々を見返すのはお金なのです。お金こそがすべて解決の源でした。しかし、ペテロは意外な解決の道をしめしました。ナザレのイエス・キリストの名によって歩きなさい。人生は金銀では解決できないものがある。人が人として生きて行くのは、ナザレのイエスによる人生こそが、人生のすべてをかえる力のあることをしめしたのです。あたらしく生きてみませんか。ナザレのキリストを信じてみませんか。なにかが変わります。

祝福をお祈りしています。

幕張本郷クリスチャンコミュニティ
佐々木 博 
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御互い読後感の分かち合いをしたいと思っています。
お気軽にお出で下さい。

2011年6月13日月曜日

今週の聖句

兄弟たちよ。私はつぎのこと言いたいのです。時は縮まっています。今からは、妻のあるものは妻のないもののようにしていなさい。泣くものは泣かない者のように、よろこぶものは喜ばない者のように、買う者は所有しない者のようにしていなさい。世の富を用いるものは用いすぎないようにしなさい。この世のあり様は過ぎさるからです。1コリント7:29、30,31

3・11以降、日本は変わりました。今なお多く方々が悲しみ、痛み、喪失、悔悟、失望、不安の毎日です。何を語るべきなのだろうか。何を励ますべきなのだろうか。何を共有し、共感して歩むべきなのだろうか。ただ一つ、東日本大震災で多くのものを失いました。その打たれた傷の深さ大きさ、広さ、言葉に尽くせません。

しかし、この傷のあとから大きな慰めが出ることを知っています。あたらしい再生の道が開かれることを信じています。傷を負ったものが、真に強いのです。日本の再生は東北にあります。

私たちパウロの言葉に謙虚に耳をかたむけたいとおもいます。この世のあり様は確かにすぎ去るのです。そのことをわたくしたちは忘れていました。主の主権の中に生かされています。甘えず、与えられた分に応じ、真実に生きたいと思います。

平安をお祈りしています。

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佐々木 博 
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