2010年11月29日月曜日

今週の聖句

アダム、セツ、エノシュ、ケナン、マハラエル、エレデ、エノク、メトシュラ、レメクⅠ歴代誌1:1、2

今週からアドヴェントに入りました。新約聖書の最初がイエス・キリストの系図から始まりますが、イエス・キリストの系図は1章で終わりますが、歴代誌の系図は1章では終わりません。9章まで続くのです。延々と続きます。イエス・キリストの系図は沢山の興味深い内容、教訓を含んでいます。

歴代誌の系図も同じように私たちに多くの教訓を教えています。歴代誌の書かれた目的は、イスラエル、ユダの民が捕囚から帰ってきた後に書かれましたが、エズラ記にみる神殿再建もとうに過ぎ、イスラエルの輝かしい共同体に繁栄は訪れなかった。民心はあれ、信仰もないかのような、そのようなときに、この歴代誌は書かれました。

この書の目的はそうした状況の中で、イスラエルの民が真の礼拝の民として再建され真の共同体を作り上げることでした。アダムに始まってカイン、アベルではなくセツであります。ここにこの書の意図が的確に書かれています。礼拝の民としての系図だからです。

私たちも現在救いに与り、礼拝を守る者として考えるなら、私たちもこの系図の末端に連なっているのです。今は無縁社会と言われていますが、クリスチャンたちも同じように、小さな群れの中で孤立し、弱い立場にに立っている方が多いのではないでしょうか。

しかし考えてみて下さい。私たちは真の霊的教会の共同体の一員です。そしてローカルチャーチ、あなたの所属している教会の教会員です。つまり、私たちは二つの教会の教会員なのです。真の霊的教会に召され、現実の教会の教会員なのです。

ヘブル記者はこういうわけで、多くの証人たちが雲のように、私たちを取り巻いているのですからと書いています。それはアブラハムから始まって信仰によって勝利した人たちの名前が書かれています。実は私たちは壮大な、真の霊的な教会の一員なのです。こう理解しますと信仰が豊かになりませんか。この殺伐とした時代の中で。

祝福をお祈りしています。

幕張本郷クリスチャンコミュニティ
佐々木 博 
043-275-5254
礼拝 毎日曜日 午後3時
集会 毎水曜日 午後1時30より

2010年11月22日月曜日

今週の聖句

あなたがたは自由人として、行動しなさい。その自由を、悪の口実に用いないで、神の奴隷として用いなさい。Ⅰペテロ2:16

私たちはキリスト・イエスにあって、キリストと共に罪に対して死にました。罪に対して自由にされたのです。私たちは罪の奴隷から解放されたのです。内をしても赦され、キリストの恵に生かされているのです。

ここに恵みの落とし穴があります。なにをしても赦され、過去の罪も、現在の罪も、また将来の犯す罪さえも赦されるほどの恵なのです。

わたしたちは、この恵の豊かさに圧倒されて、悪の増すところ、恵も増すなら、悪を行おうではないかと考えてしまうほどです。

しかし、真実キリストの恵みを知った者は、むしろキリストの奴隷として生きることに、真の自由がある事に気がつきます。

幕張本郷クリスチャンコミュニティ
佐々木 博
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2010年11月8日月曜日

今週の聖句

このように主は、ダビデの行く先々で、彼に勝利を与えられた。Ⅱサムエル8:14

サムエル記8章はダビデの勝利の記録です。ダビデはぺリシテ人を打ち、モアブを打ちアラムを打ち、そして塩の谷でエドム人1万8千人を打ち殺して、帰って来た時、彼は名を上げた。まさに連戦連勝向かうところ敵なしです。彼の名声は確立したのです。

ダビデの戦上手は定評があります。ゴリアテに勝利して、帰って来た時、女たちはイスラエルのすべての町々から出てきて、笑いながら、くり返しこう歌った。
サウルは千を打ち、ダビデは万をうった。Ⅰサムエル18:7

しかし、聖書はダビデの勝利は主から与えられたものだと記します。私たちはそれぞれ色々なたまものがあたえられています。そして与えられた人生を歩むようにと召されているのです。神様は私たちを用いて、ご自身の栄光を現わそうとしています。

イスラエルを確立し、その子ソロモンに王位を継承させた偉大なダビデ王さえも、勝利は主から与えられたものなのです。人生の先々で、私たちを祝福しようとしておられる、主を信じて、この厳しい現実を歩んでゆきたいと願っています。

祝福と平安をお祈りしています。

幕張本郷クリスチャンコミュニティ
佐々木 博 
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2010年11月2日火曜日

今週の聖句

また、アベルは彼の羊の初子の中から、それも最良のものを、自分自身で持って来た。主はアベルとそのささげ物とに目をとめられた。創世記4:4

アダムとエバの間に二人の兄弟があたえられました。兄は地を耕すものとなり、弟は羊を飼う者となりました。地上には4人が住んでいました。のどかな牧歌的な風景が思い描かれます。ある時期、作物の収穫の時、羊が子を産む時期にそれぞれ神への捧げものを致しました。ここにはわずか8行ほどの短い記事の中に、二人の神への礼拝の態度の違いが鮮やかに描かれています。

カインは捧げものをするのに、十分な吟味もせず、収穫した多くの物の中から適当に選んで捧げました。弟アベルはどうでしょう。数ある羊の中から、それも初子を選んで、最良のものを選び、自分自身で持ってきたと書かれています。二人とも自分自身でもって来たのですが、弟のアベルにはこの表現が書かれています。二人の心のありようの違いが、端的に鮮やかに示されています。

どちらが真実に、そして誠実に神に捧げものをしたでしょうか。これは私たちの礼拝に対する教えです。神の御前に、私たちは自分の体を神に受け入れられる、聖い、生きた供え物として捧げなさいとパウロは勧めています。

毎週の礼拝に私たちはどのような準備、配慮、努力をして臨んでいますか。神様に自分自身を捧げる時、礼拝する時アベルのようでありたいと願います。

このところ寒さが続きます。体調にご注意ください。平安をお祈りしています。

幕張本郷クリスチャンコミュニティ
佐々木 博 
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礼拝 毎日曜日 午後3時より
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お知らせ
千葉三浦綾子読書会
11月7日 礼拝 午前11時~12時
11月7日 午後2時30分から 三浦綾子文学セミナー
「したきりすずめのクリスマス」
講師 森下辰衛先生 元福岡女学院大学文学部助教授、
三浦綾子記念文学館特別研究委員
三浦綾子読書会顧問