2011年4月18日月曜日

今週の聖句

私たちのしたうような見栄えもない。彼は蔑まれ、人々からのけものにされ、悲しみの人で病を知っていた。人が顔をそむけるほどに私たちも彼を尊ばなかった。イザヤ53:3

苦難のしもべキリストの姿です。人生のなかでやり切れないほどに挫折し、傷ついた人たちがいます。水野源三さん。1937年生まれ「またたき」詩人と言われ、9歳の時、家の前にある水たまりで泳いで、集団赤痢にかかり高熱が十数日続きました。意識を取り戻した時は四肢は全くどこも動かなくなっていました。脳性麻痺になりました。初めはことばも多少話せたようでしたが、それもできなくなり、自分ですることのできるのは「まばたき」だけになりました。生涯自分の家から外に出ることのできなかった人です。

父母、兄弟の介護、特に母親のうめじさんは、言葉を話すことのできない源三さんとの意志疎通のために「まばたき」をつかって50音表からことばを拾うことを思いつきます。小さなパン屋を営んできた水野さんのお店にお客としてきた牧師の宮尾隆那先生に出会い、キリスト信仰へと導かれます。1984年没。

身体障害悲しむ我にキリストを説き給いし師はまだ若かりし
死にたいと思ったことがあるかと 姪に聞かれぬ木枯ら吹く夜
生きている生かされている歯が痛き 手足が痒き咳が苦しき
いくどもありがとう 声出していいたしと思い 今日も日暮れぬ

祝福をお祈りしています。
幕張本郷クリスチャンコミュニティ
佐々木 博 
043-275-5254

礼拝 毎日曜日 午後3時
集会 毎水曜日 午後1時30より

お知らせ
千葉三浦綾子読書会
5月14日(2時から4時まで)
会費300円
課題図書 塩狩峠
講師 三浦綾子読書会代表 長谷川与志充先生

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