2011年10月10日月曜日

今週の聖句

自分のものをじぶんで思うようにしてはいけないという法がありますか。それとも、わたしが気前がいいので妬ましく思われるのですか。このようにあとものが先になり、先の者が後になるのです。マタイ20:15,16

この聖句には説明が必要です。天の御国は、自分のブドウ園で働く労務者を雇いに朝早く出かけた主人のようなものです。彼は労務者たちと1日1デナリの約束ができると、彼らをブドウ園に送った。さらに9時、12、3時。5時と出かけて行って労務者を雇った。最後の5時から働いた者達から清算した。支払いは同じ1デナリであった。これを見ていた朝早くから働いていた者から文句が出ました。

それに対するイエスのお答えです。主人は朝早くの者に1日1デナリの約束をしました。9時の者にも、12時、3時5時の者にも同じ1デナリを払いました。とうぜん朝早くから働いていた人間は面白くありません。そこで文句をつけたのです。

イエス様はあなたは、私が気前がいいので、あなたの目には妬ましく思われるのですか。この妬ましくと訳された言葉は、ギリシャ語では目が悪くと書かれています。目が悪いと心の目が暗くなります。心の目はあなたの体を明るくするものです。

目が悪いとものを正しく見ることが出来ません。他人との比較でものを考えます。自分が不当に扱われていると考えるのです。世の中、自分が不当に扱われていると思いますとすべてに文句が出ます。しかし、主人は約束の1デナリは支払ったのです。彼は正当な扱いを受けたのです。しかし、他者との扱い、比較でみると不平、不満、文句が出ます。今自分のおかれている立ち位置を確認しましょう。他人との比較ではなく神の関係において正しい位置に立って、自分の評価を考えて下さい。

そうすれば、あとの者が先になり、先の者が後になることはないのです。

秋らしい季節になりました。朝晩は少し寒いほどです。風邪にご注意ください。お祈りしています。

幕張本郷クリスチャンコミュニティ
佐々木 博
043-275-5254

礼拝 毎日曜日 午後3時
集会 毎水曜日 午後1時30より

お知らせ
千葉三浦綾子読書会
10月22日 語る会(2時から4時まで) 「老い」語る 人生の晩年を共に語りたいと思います。
会費500円
講師 佐々木 博先生

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