2008年11月10日月曜日

今週の聖句

それで、何事でも、自分にしてもらいたいことは、ほかの人にもそのようにしなさい。これが律法であり預言者です。(マタイ7:12)

この箇所は黄金律、あるいはゴールデンルールと呼ばれている有名な箇所です。マタイ7章は人をさばくなと教えている箇所です。その結論としてこの12節が語られています。

人に裁かれないために裁いてはなりません。人を量ってはなりません。あなたの量る計りで計り返されないためです。

人の塵は目につきますが、自分の足もとの梁には気がつきません。

聖なるものを犬や豚にやるなと教えられています。これは比喩で犬や豚は背教者のことです。一度信仰に入りながら、キリストの教えから遠く離れて違った福音に走った人たちのことです。そうした人たちとつきあったり聖なるものを上げてはいけませんと教えています。

このようにイエス様に注意をされますと自分の信仰に迷いが生じたり、悩んだりいたします。そのようなとき求めなさい、捜しなさい、たたきなさいと教えています。あなたの求めているのものを必ず見つけることが出来るのです。

なぜなら天のお父様は私たちの求めている以上のものを与えて下さるお方であることを知っているからです。神様の前に悪い私たちに溢れるばかりによい物を与えて下さるのなら、私たちも父なる神様にならって自分のしてほしいと願うことを他の人にもすべきではないでしょうか。

人にしてもらたいこと、それも相手に気に入るような形で行うことは至難なことです。私は葬儀業を営んでおります。葬儀は究極のサービスだと考えております。

葬儀に見合う対価をいただいて行っているのですが、たまに思いもかけない要求に合うときなかなか12節を実行できない自分を見出します。

しかしイエス様はこれが律法であり、預言者ですと言われます。

言い換えればこの12節に旧約の教え、精神が凝縮されているのです。律法学者、パリサイ人たちのような律法の切れ端、ことばの切れ端のような生き方でなく、どんと自分を投げ出して人のために生きる生き方を教えています。クリスチャンとはこうした生き方を選択することです。

小さな自分、小さな世界から抜け出しませんか。あなたの人生が変わります。

まさにゴールデンルールです。

佐々木 博

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