2008年12月22日月曜日

今週の聖句

マリヤは月が満ちて、男子の初子を産んだ。ルカ2:7
 
クリスマスおめでとうございました。
昨日私はクリスマス礼拝、祝会と1日楽しみました。皆さんはいかがでしたか。

キリストがお生まれになった。その御降誕をお祝いする日がクリスマスです。現代は不安と恐怖の時代だと思います。つい8月に北京オリンピックで世界中が沸きました。

今はどうでしょうか。世界的な大不況で毎日契約社員、あるいは非正規社員のリストラです。

この寒い暮れに会社からリストラされた社員の方々は大変です。寮を追い出され、住むところなく、収入も無くなるのです。私たちの社会はこうした弱い人たちの犠牲の上に成り立っていたことを今回の不況は浮き彫りにしました。

到る所で強者の論理で物事が切り捨てられています。人が人扱いされなくなっていとも簡単にリストラされます。

イエス様の時代も同じでした。サドカイ派、パリサイ派、律法学者たちは民衆を支配し、行政、政治、宗教の面で彼らを支配しました。また彼らは郊外に大きな農場を所有し小麦、大麦、ブトウなどの農産物の市場を支配しここでも利益を搾取していました。2重の搾取です。

このような社会背景でイエス様のメッセージを考えますと弱者に対する愛に満ちているのです。

すべて疲れている人、重荷を負っている人はは私のところに来なさい。わたしはあなたを休ませてあげよう。また医者を必要とするのは丈夫な者ではなく、病人です。多くの群衆を羊飼いのいない羊のようにあわれんだ。

社会からドロップアウトした民衆の味方でした。弱者の立場にたたれたのです。
 
現代は強者の論理でしか通用しません。弱い者はいらないのです。イエスさまの愛に満ち、優しさに満ちた福音はなおざりにされます。教会の中でさえ注意しないといつの間に強者の論理で教会の運営がなされ声の大きな人がおお威張りです。

教会でも弱い者は相手にしないのです。しかし、イエス様が神の子であることに固執することなく人間の姿になられて、この世にお生まれになったのはこの弱者に生きる者に希望と勇気を与えるためです。
 
みなさんのクリスマスはいかがですか。
祝福をお祈りしています。

佐々木 博

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