2009年4月20日月曜日

今週の聖句

そのとき、ペテロがみもとに来て言った。「主よ。兄弟が私に対して罪を犯したばあい、何度まで許すべきでしょうか。七度まででしょうか。」イエスは言われた。「七度まで、などどはわたしはいいません。七度を七十倍するまでと言います。」マタイ18:22
 
罪の誘惑は必ず来るものです。教会と言えども世の例外ではありません。むしろ誘惑に弱い人々の集まりです。その弱さゆえに救われたのですが、またその弱さゆえに多くの罪にさらされています。ですから、賢く解決の仕方だけは、この世のものとは違ったものでなければなりません。
 
ペテロが尋ねているのは、兄弟が一般的な罪を犯した場合ではなく、私に対して罪を犯した場合です。当事者が私ですから、腹立ちも激しく、怒りも大きいのです。なかなかゆるすことなどできません。どの程度ゆるすべきなのでしょうか。
 
ペテロは思い切って七度まででしょうかと尋ねます。当時の教えからいえば三度まです。ですからペテロの七度までというのは考えられないほど寛大なものでした。しかし、イエス様のお答は七度までなどとはいいません。七度を七十倍するまでといわれます。言い換えればゆるすこととは無限にゆるし続けるけことだけが本当のゆるしなのです。
 
「クリスチャンであるとは、ゆるしがたい人々をゆるすことである。神があなたがたの中にある、赦しがたいものをゆるして下さったからである」とC・Sルイスはいっています。
 
平安をおいのりしています。
 
佐々木 博

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