2009年4月27日月曜日

今週の聖句

御手が私とともにあり、・・・(歴代誌4:10)
 
有名なヤベツの祈りの一節です。ヤベツは不思議な人物です。士師の時代にユダ族に生れ、その出生は大変不幸なものであったようです。彼の母親が「悲しみのうちにこの子を産んだから」と言って、彼にヤベツという名をつけたと書かれています。
 
ヤベツは生まれながらにハンデを背負っていました。その彼の人生を変えたのがヤベツの祈りです。イスラエルの神を信じました。このお方こそ自分の人生を変えるのだと信じたのです。祝福を求め、地境を広げていただきました。
 
ヤベツは彼の兄弟たちよりも重んじられました。彼は大きな祝福をいただき、彼の働きは急拡大しました。彼の手の届く領域を超えたのです。地境が広がるとき勢いがあります。何でもできると錯覚します。しかし、自分の能力を超えた世界では無力さを感じます。こうしたとき私たちは神の御手を求めるのではないでしょうか。神の御手とは私たちの人生における神の力と臨在を経験することです。自分の信仰、自分の祈り、自分の奉仕と言っている段階では御手を経験することはできません。

しかし、自分に失望し、自分の無力さを感じたとき、私たちは御手を必要としているのです。わたしたちはただ主に信頼して生きるようにと召されているのです。

祝福をお祈りしています。
 
佐々木

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