2009年12月21日月曜日

今週の聖句

イエス・キリストの誕生は次のようであった。その母マリヤはヨセフの妻と決まっていたが、二人がまだ一緒にならないうちに、聖霊によって身重になったことがわかった。夫のヨセフは正しい人であって・・・・(マタイ1:18,19)

もう皆さまは、昨日クリスマス礼拝を守られたことと思います。しかし、マリヤの信仰は称えられますが、夫ヨセフに光が当たるのは少ないものです。ヨセフにとって、キリストのご降誕はどんな意味を持っていたのでしょう。ヨセフがこの幼い子を養い育てたのです。

婚約者が、身に覚えのないのに妊娠をした。この事実にどれほど心が傷んだことでしょう。その苦悩はいかばかりであったか。今の時代、婚前交渉など当たり前、できちゃった婚などにも驚かない時代です。しかし、当時の男女関係は厳しく、律法に定められていました。姦淫は死刑です。それも残酷な石打ちの刑です。

彼らは婚約をしていましたので、実際は夫婦として認められていました。イスラエルでは婚約と同時に籍を入れ家庭生活を始めるのが普通でした。

彼女をさらし者にしたくなかった、内密にさらせようとした。ここにヨセフの人柄と信仰をみます。彼は正しい人であったと書かれています。悪いことをしないというよりも、律法を落ち度なく守る人でした。それだけにマリヤの身に起こったことが理解できず、受け入れることが出来ず、赦すことが出来なかったに違いありません。このことを思いめぐらしていた時、人間的判断で状況を理解できない時、主の使いの言葉によって、彼はこの出来事を理解できたのです。

ヨセフの役割は幼子イエスとその母マリヤを守ることでした。彼はそのあと、男子4人と女子を授かりますが、その消息を聖書は語っていません。

しかし、彼は十分に自分の役割をはたし、人生を生きたのだと思います。人それぞれに役割があり、人生があります。日が当たらなくても、当たっても、神様が賜った人生です。

主の平安をお祈りしています。

幕張本郷クリスチャンコミュニティ
佐々木 博 
043-275-5254
日曜礼拝 毎週日曜日 午後3時より
水曜礼拝 毎週水曜日 午後1時30分より

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