2009年12月2日水曜日

今週の聖句

これらのことが片隅で起こった出来事ではありませんから、そのうちの一つでも王の目にとまらなかったものはないと思います。(使徒26:26)

これはエルサレムで、不当逮捕され、ローマの市民権を用いてローマ皇帝に上訴したため、ローマの兵士に守られ、ローマに行く途中カイザリヤでアグリッパ王とその妻ベルニケの前でパウロが弁明したことばの一つです。11月30日から待降節に入りました。12月のクリスマスまで、教会が一番忙しく、また楽しい時でもあります。

イエスの誕生はひっそりと、ユダヤのベツヘレムというダビデの町で生まれました。だれもお祝いの言葉もなく、生まれる場所もなかったのです。とてもさびしいものでした。周りから期待され、喜ばれて生まれてきたわけではありません。イエス様の生涯は最初から馬小屋で、飼葉桶という現実でした。ヨセフとマリヤはこれからの生活を考えれば大いに悩んだことでしょう。

しかし、聖霊はパウロを通してこう言わせています。これらのことは(ここでは十字架と復活のことですが)片隅で起こった出来事ではありません、と。エルサレムの中心で起こった出来事であり、そして、世界の片隅エルサレムもまた救いの中心になってゆくのです。

キリストの誕生の不思議と救いの不思議を思います。人はうまれる場所もなく、歓迎されて誕生するわけでもありません。しかし、イエスに出会う時、自分の存在が確認でき、目的が与えられ、自分の使命に生きることが出来るのです。救いはあなたの片隅に起きた出来事ではありません。イエスの誕生と、自分の誕生を喜びお祝いしたいと思います。

祝福がありますように。

佐々木 博

幕張本郷クリスチャンコミュニティ
千葉市花見川区幕張本郷3-5-30
043-257-5254
日曜礼拝 午後3時より

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