2010年9月27日月曜日

今週の聖句

私は、40年の間、あなたがたに荒野を行かせたが、あなたが身に着けている着物はすり切れず、その足の靴もすり切れなかった。申命記29:5

私はイスラエルの40年の生活はどんなであったろうと思います。同じ民が40年間荒野を旅し、生活を共にする。移動生活ですから、毎回家族と家財一式をもって、次の宿営地まで旅をする。それもテントでの世界です。

ですから十戒の殺してはならない、姦淫してはならない、盗んではならない、あなたの隣人に対し、偽証してはならない。あなたの隣人の妻を欲しがってはならない。あなたの隣人の家、畑、男奴隷、女奴隷、牛、ろば、すべてあなたの隣人のものを欲しがってはならない。

これは、私たちが考える以上に彼らの生活の中に日常的に起きていた出来事のように感じます。だから、この戒めが大きな意味をもっていたのです。彼らの日常がこのような事件に満ちていたのです。

お互い生活が丸見えで、隠しようがなったのでしょう。生活は厳しく、常に生活に追われていたことでしょう。ただ主によって養われていました。

あなたたが着ている着物も、足の靴もすり切れなかった事実が、そのことを教えています。しかし、主は今日に至るまで、あなた方に悟る心と、見る目と、聞く耳を下さらなかった。申命記29:4私たちは目が曇っていますと、目の前の祝福を祝福と感じなくなります。

荒野生活と今の私たちの生活と本質的には同じです。私達は主に養われて生活をしているのです。何一つ私たちの持ち物はないのです。裸で生まれ、裸で死んでゆくのです。私たちのその人生を支えてくださっているのは、荒野でイスラエルを養った同じ主です。

ただ悟る心と、見る目と、聞く耳を、主から与えていただき、この厳しい現実の中で働く主の恵の世界を味わいたいと思います。あなたの生活、着物も靴もすり切れていないことに気がつくことでしょう。

祝福をお祈りしています。

幕張本郷クリスチャンコミュニティ
佐々木 博
043-275-5254
礼拝 毎日曜日 午後3時
集会 毎水曜日 午後1時30より

お知らせ 第二回三浦綾子文学セミナー
11月7日(日) 第一部 礼拝午前11時~12時
第二部 講演午後2時30分~4時
「舌切雀のクリスマス」
講師 三浦綾子記念文学館特別研究員
森下辰衛先生

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