2011年8月8日月曜日

今週の聖句

そこは彼が最初に築いた祭壇の場所である。そのところでアブラムは、主の御名によって祈った。創世記13:4

アブラハムは信仰の父です。彼の生涯はその信仰の偉大さを現わしています。神の選びの確かさ、その祝福の確かさをこれほど鮮やかに示してくれる人物はいません。75歳で神の声を聞き、父の死んだ後カランを出て、相続財産として受け取るべき地に出てゆけとの召しを受けたとき、これに従い、どこに行くのかを知らないで、出て行きました。ヘブル11:8

あなたの生まれた故郷、あなたの父の家を出てと創12:1にありますが、このことがどれほどの信仰の決断であったか。当時の社会を考えれば大変なことです。彼らの信頼できるものは家族、親族とその郎党一族だけです。その故郷を出て、父の家を出るのですから容易な決断ではありませんでした。その信仰の決断が、カナンに行き飢饉に見舞われると、エジプトに下り、自分の妻サライの美貌のゆえに、自分のいのちが危うくなると妻サライを妹だと偽って(実際は異母妹)、パロの後宮に差し出すような失敗をするのです。考えられないような出来事です。

しかし、神様はサライをわざわいをもって守り、逆にアブラムは多くの金銀財宝を得てエジプトを追放されるのです。その失敗の後、カナンに入った時に最初の祭壇を築いたところに戻って、祈ったというのが13:4です。

アブラハムのような人物でも、厳しい事態に直面すると、このような失敗を犯します。その時、やはり信仰の父だと思うのは、最初の祭壇を築いたところに戻って祈ったのです。悔い改めたのです。信仰の原点に立ち返りました。私たちも自分の信仰の原点、洗礼を受けた時のあの真摯な信仰が自分の立ちかえる場所です。それゆえ恐れず信仰に励みたいと思います。

暑さが続きます。しかし、8月も8日です。秋の気配がそこまで来ています。時は過ぎて行きます。しかし変わらぬ御言葉に固く立ちましょう。お祈りしています。

あなたの居場所の見つかる教会
幕張本郷クリスチャンコミュニティ
佐々木 博 
043-275-5254

礼拝 毎日曜日 午後3時
集会 毎水曜日 午後1時30より

お知らせ
千葉三浦綾子読書会
9月10日土(2時から4時まで)
会費300円
課題図書 泥流地帯

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